スロバキア


 スロバキアのワインは2000年以上の歴史を持ち、現在ではたくさんの個性的なワインが存在します。スロバキアのワインは国土の南に位置する地域で生産され、全体な気候としては僅かに大陸性気候、西ヨーロッパに比べると四季は明白です。夏と冬の温度差は平均すると20度前後ですが、地中海地域に比べるとスロバキアの夏の日光や温度は低くなります。フランスの有名なブルゴーニュ地方の中心的存在コート・ドールの緯線上にスロバキアが位置していることもあり、スロバキアのワイン畑はワインを生産するのに最も適した緯度に位置していると言えます。

 しかしそれだけではなく、スロバキアが数々の個性的なワインを生産できるのには、スロバキアならではの理由があります。スロバキアのワインの原産地域はカルパチア地域、ニトラ地域、南スロバキア地域、中央スロバキア地域、東スロバキア地域、トカイ地域と6つに分類されます。さらにその6つの地域には40の小地域があり、自治体(村)で数えると603ものワイン生産村が存在します。そのワインの生産地は全ての地域により環境状況に特徴があり、その地域特有の歴史があります。また、地質もそれぞれ大きく異なり、結晶石、石灰岩、火山岩など様々です。広範囲の地形が高めた多様性がスロバキアワインをユニークなものとしているのです。